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クイズ:「武神姫-アハシマ」正解発表&解説

こんにちは、WingTSKです。 今回は Twitter上で行った 、「 センサー万別 」が絡んだ時の「 武神姫-アハシマ 」の効果処理に関するクイズの、解答と解説を行います。 まずクイズの問題文はコチラ↓ Q.自分の手札・墓地・エクストラデッキ、およびフィールドに存在するカードが以下に記したリストの状態のときに、自分は「武神姫-アハシマ」のリンク召喚成功時の(1)の効果を発動しました。 これにチェーンして、「センサー万別」を発動された場合、その「武神姫-アハシマ」の効果によってX召喚できるモンスターと、そのときのX素材となるモンスターの組み合わせは何でしょう? 【手札】 増殖するG A・ジェネクス・バードマン ゼンマイラビット ゼンマイウォリアー 【墓地】 増殖するG 幽鬼うさぎ 灰流うらら ゼンマイウォリアー ゼンマイマジシャン 【エクストラデッキ】 No.29 マネキンキャット 発条空母ゼンマイティ 発条機雷ゼンマイン メリアスの木霊 発条機甲ゼンマイスター ガガガガンマン ガガガガマジシャン 発条装攻ゼンマイオー 【フィールド】 武神姫-アハシマ(EXモンスターゾーン) センサー万別(相手) https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?ope=1&cgid=8c2afd2e93b1fd5eda34cd6bd180d6a3&dno=14 「 武神姫-アハシマ 」の効果によってエクシーズ召喚できるモンスターと、そのときのエクシーズ素材となるモンスターの組み合わせを選ぶ問題でした。 「 センサー万別 」が適用されているので、その制限に引っかからず、無事エクシーズ召喚まで行える組み合わせを考える必要がありました。 ちなみに、OCGの公式データベースにも同様の状況が発生した場合の処理について FAQ が載っているので、その裁定も参考にしていただけると解けると思います。 それでは正解発表です! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 正解: X召喚するモンスターは「 発条機甲ゼンマイスター 」 X素材は「

新規カードと魔導デッキの展開紹介(LVP3- )

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こんにちは、WingTSKです。 今回は、来月2019年11月に発売の「デュエリストパック - レジェンドデュエリスト編6 -」や「LINK VRAINS PACK 3」で登場するカードと、それらを使った【魔導】デッキでの展開を紹介します。 新規カード紹介 今回は「マジシャンズ・ソウルズ」と「神聖魔皇后セレーネ」の2枚を紹介します。 「マジシャンズ・ソウルズ」 「マジシャンズ・ソウルズ」 闇属性 レベル1 【魔法使い族/効果】 ATK/   0 DEF/   0 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:このカードが手札にある場合、デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●このカードを特殊召喚する。 ●このカードを墓地へ送る。その後、自分の墓地から「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚する。 ②:自分の手札・フィールドから魔法・罠カードを2枚まで墓地へ送って発動できる。 墓地へ送った数だけ自分はデッキからドローする。 (出典: YU-GI-OH.jp ) 11/9に発売の「デュエリストパック - レジェンドデュエリスト編6 -」に収録されるカードです。 イラストや効果からもわかる通り、【ブラック・マジシャン】デッキの新規カードですが、『レベル6以上の魔法使い族モンスター』や『魔法・罠カード』など、それぞれの効果のコストの指定は割と緩く、高レベルの魔法使い族モンスターを活かす効果を持つカードや、魔法カードの「魔導書」を多く採用することが多い【魔導】デッキでは有用です。 ①の効果は、【魔導】デッキでは主に自身を特殊召喚する効果を使用し、「 魔導原典 クロウリー 」などのリンク召喚へ繋げる素材としての活用が狙えます。 これだけでも十分優秀ですが、コストとしてレベル6以上の魔法使い族モンスターをデッキから墓地へ送るため、キーカードとなる「 魔導法士 ジュノン 」や「 魔導天士 トールモンド 」、「 魔導鬼士 ディアール 」などの高レベル魔法使い族モンスターを墓地へ送ることで、「 ネクロの魔導書 」などで蘇生する準備もできます。またこの墓地送りは効果ではなくコストですので、「 灰

遊戯王ルール解説 -タイミングを逃す-

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こんにちは、WingTSKです。  この記事では、おそらく多くのデュエリストが1度は疑問に思ったであろう、遊戯王OCGでの"タイミングを逃す"について解説していきます。 "チェーン"についての理解が必要な部分も多く出てきますので、先に「 チェーンのしくみ 」についての記事も確認していただけると良いかもしれません。 "タイミングを逃す"とは 遊戯王OCGには、カードの効果処理中やチェーンの処理中には、効果を割り込んで発動することはできない、というルールがあります。 チェーンが発生した場合、お互いに発動するカードや効果の確認が終わり、それらのカードや効果の処理を行う段階に入ってから、そのチェーンの処理が終わるまでの間は、新たなカードや効果を発動することはできません。 新たなカードや効果を発動したい場合は、カードの効果やチェーンの処理が終わってから発動する事になります。 誘発効果などの効果が、発動条件をカードの効果処理中やチェーンの処理中に満たした場合、そのタイミングでは発動せず、カードの効果やチェーンの処理が終了したタイミングで発動することになります。 しかし、『このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる』といった発動条件のような、『時~~できる』タイプの発動条件を持つ効果の場合は、その条件を満たしたタイミング、つまり効果処理やチェーンの処理が条件を満たす処理で終わった直後のタイミングでしか発動することができません。 発動条件をカードの効果処理中やチェーンの処理中に満たした場合でも、その後別の処理が入った場合、カードの効果やチェーンの処理が終了したタイミングは、条件を満たすタイミングではなくなっているため、結果的に発動することができません。 このように、 ルール上効果を発動することができないタイミングで発動条件を満たしたがために、結果的に効果を発動することができなくなってしまう現象のことを"タイミングを逃す"と呼びます 。 どの効果が"タイミングを逃す"効果で、どの効果がそうではないのか、それらを見分けるためには、その効果がどういった発動条件を持ち、どういったタイミングで発動できるのかを読み取るこ

【裁定変更】効果耐性と"発動できない"効果

こんにちは、WingTSKです。 効果を受けない状態のモンスターと、"効果を発動できない"効果が絡む状況の裁定が更新されました。 変更による影響   以前までは、"効果を発動できない"効果が適用されている状況で、効果を受けないモンスターであれば効果を「発動できる」ケースと、効果を受けないモンスターでも効果を「発動できない」ケースの、両方が混在していました。 "効果を発動できない"効果を持つカードによって違っていたようなのですが、テキストから判断することが困難で、データベースのQ&Aを確認しないと処理が分かりづらいものでした。 今回の裁定変更により「発動できない」に統一されたものと思われます。 以下、備忘録も兼ねて、本日2019/06/27付で更新された公式DBのQ&A13件へのリンクを貼っておきます。 「闇竜星-ジョクト」をシンクロ素材とした「幻竜星-チョウホウ」が存在する場合、相手は「No.86 H-C ロンゴミアント」のモンスター効果を発動できますか? 召喚・特殊召喚に成功した「古代の歯車機械」のモンスター効果でモンスターを宣言しているターン、相手は「バージェストマ・アノマロカリス」のモンスター効果を発動できますか?  「威光魔人」のモンスター効果の適用中、「No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ」のモンスター効果が適用されているモンスターは、そのモンスター効果を発動できますか? 「異怪の妖精 エルフォビア」のモンスター効果が適用されているターン、「毒蛇神ヴェノミナーガ」のモンスター効果は発動しますか? 自分が「外神アザトート」をエクシーズ召喚したターン、相手は「合神竜ティマイオス」のモンスター効果を発動できますか? 「暴君の暴言」の適用中、モンスターゾーンの「毒蛇神ヴェノミナーガ」のモンスター効果は発動しますか? 「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」のモンスター効果によってモンスターが宣言されている場合、「No.86 H-C ロンゴミアント」のモンスター効果を発動できますか? 相手の「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」のモンスター効果が適用されている場合、「No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ」のモンスター

遊戯王ルール解説 -チェーンのしくみ-

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こんにちは、WingTSKです。 今回の記事では、デュエルで発生する機会が多い、遊戯王OCGでの"チェーン"について解説していきます。 "チェーン"というシステム 遊戯王OCGでは、お互いのプレイヤーがそれぞれ効果を使用していき、応酬を繰り広げることがあります。 そういった複雑な処理をスムーズに解決するシステムとして、"チェーン"という仕組みが用いられています。 チェーンを簡単に説明すると「発動に発動を重ねること」となります。 チェーンの工程を図で表すと、上の図のようになります。 図の中心に「チェーン1」から「チェーンX」まで積みあがっていますが、「チェーン1」などと書かれてあるそれぞれのブロックのことを"チェーンブロック"と呼びます。チェーンブロックを積み上げることで、チェーンが組まれていきます。 チェーンブロックについて 効果の発動が行われると、チェーンブロックも1つ作られます。1つのチェーンブロックと1つの効果が対応しているので、複数の効果をひとまとめにして1つのチェーンブロックと扱ったり、1度の発動だけで複数のチェーンブロックに分けて積み上げる、というようなことはありません。 チェーンの組み方と処理 ここからはチェーンの組み方と、その処理について、段階を追いながら解説していきます。 チェーンの最初に発動するカードや効果、つまりどの効果も発動していない段階でカードや効果が発動した場合は「チェーン1」となります。 この「チェーン1」の効果に対して、更に発動するカードや効果があるかをお互いに確認していきます。 ここで更に発動する効果が無かった場合は、「チェーン1」の効果処理を行って処理終了となります。 発動する効果があった場合は、チェーンが発生します。 2番目に発動した効果は「チェーン2」となり、発動した順に乗せチェーンを組んでいきます。 「チェーン2」の効果に対しても、更に発動するカードや効果があるかを「チェーン1」の時と同じように確認し、発動する効果がある場合はチェーンを組んでいきます。 発動できる効果があるのであれば、チェーンはいくらでも組むことができます。 お互いのプレイヤーが更に効果を

はじめまして

はじめまして、WingTSKと申します。 遊戯王OCGというカードゲームのプレイヤーをしています。 今まではネット上の活動はTwitterのみでしたが、今回ブログも始めてみました。 このブログでは主にOCGのデッキレシピ置き場や、ルールの解説、コンボの紹介などの記事が中心になる予定です。 それでは、よろしくお願いします。 Twitter: @WingTSK